発達支援に関わる人向け第2部講習会を行いました

 12月7日(日)に三宮コンベンションセンターで、村内歯科医院内の「こどものドヤ顔みたい会(ドヤ会)」が発達支援に関わる人向け講習会を開催しました。多くの発達に遅れのあるお子さんを診せていただいている当院では、保護者の皆さんが悩まれているお子さんのコミュニケーション障害の解決のためにSTを雇用し、活躍していますが、そのノウハウを教える3部構成の講習会です。

 今回の第2部は「発達に遅れのある子どもが話すための口と手の関係」と題し、濱野淑子ST(村内歯科医院)と外谷朋子OT(特定非営利活動法人ぶるうみぃ)の二人からお伝えしました。受講されたのは第1部を受講済の方々で、皆さん熱心に聞いておられました。午後の実技では両講師から「ある遊びが、子どもには楽しい遊び、関わる大人には発声訓練指導中、見ている保護者には発声訓練方法を知る機会となることを学んでください」と話があり、グループに分かれて色々な遊びの動作分析をしました。最後には全員で人間の壁を作って通り抜けたり、新聞紙で作った棒を人に当てないように進んだりして大いに盛り上がりました。

 受講者からのアンケートでも「まず子どもが楽しんで取り組めることが一番だと感じた」「発声発語に未発達な子が多いため、身体の動かし方が参考になった」「療育の中で実施している遊びについて根拠を元に説明できる知識を得ることができた」と好評でした。

 次は構音産出ピラミッドの頂上である第3部です。来年2026年の開催を予定しています。

(文責:伊藤恭子)