11月1日、2日に大阪国際会議場で日本障害者歯科学会総会および学術大会があり、私は初めて学会に参加させていただきました。会場や参加者の多さ、規模の大きさに驚きました。普段助手として勤務しているので参加しても良いのだろうか、理解できるのだろうかと思っていました。難しい内容のものもありましたが、学生へのアンケートを元にしたものなど、興味深く見聞きすることができました。発表の内容や方法も多岐にわたっていました。又、5人のスタッフが発表している姿は頼もしかったです。普段の勤務とは違った経験をすることができる大変良い機会となりました。
文責 住吉
今回、私も初めて学会に参加させていただきました。より歯科に対しての理解、他院の取り組み等、普段の診療だけでは知る事が出来なかったことを知ることができました。例えば災害時の対策を実際の経験を元にお話を聞くことができました。とても興味深い内容となっており、村内歯科でも診療中に災害が起こったらどうするのか?ということを考えるきっかけになりました。これからは普段から意識していきたいです。あっという間の充実した2日間でした。
文責 吉田
以下、発表者からです。
私は最近増えているグループホームのことついて発表しました。親元から作業所に通われていた当院の患者さんが、グループホームに入所してから通院されなくなり、数年後に虫歯や歯周病などで再度来院されるケースが多くなってきたので、その原因について発表しました。 文責 村内
私は構音(発音)や言葉の遅れを主訴に当院の言語訓練を受けに来られているお子さんの、うがい動作と発語状況についての発表をしました。今後も継続してうがい動作と発語の関係を調査していきたいと考えています。 文責 伊藤恭子
私は「歯科衛生士による行動変容をより効果的に行うために」という演題で口演発表しました。内容は前回、前々回のなにわ塾でお話しさせていただいた内容の一部です。なるべく抑制したくないと日々頑張っている歯科衛生士へ、少しでも診療のヒントになれば良いなと思い、普段私が行動変容法を行う上で観察しているポイントを言語化し発表させていただきました。会場にはたくさんの方が聞きにきてくださっていたので、より多くの方へ私の思いが届いていれば嬉しいです。 文責 佐波
私たちは普段何気なく使っている歯科器具ですが、私が担当している自閉症患者さんはその器具が苦手でした。今はその器具を問題なく使えていますが、その過程がどうだったのかを動画を用いて発表しました。この経験を今後の診療に役立てていきたいと思います。 文責 貞森
私は学会の委員会企画~医療福祉連携委員会〜「若い世代に立ちはだかる障害者支援の壁」についてお話しさせていただきました。 この発表を通じて若い世代の方が、私と同じ悩みを抱えている方もたくさんおられたこと、そしてその悩みについてどうすればいいのか解決策をご教示くださった先生方がおられ、非常に充実した会になりました。また、福祉の方々と接点が少ない環境の中で、医療福祉とはなんなのか、歯科衛生士としてどのように関わっていけばいいのかなど、考える機会にもなり、日々の診療で医療福祉について困り事があった場合は、社会福祉士や医療ソーシャルワーカーの方々に相談にのっていただけるような繋がりができたことも嬉しく思いました。 文責 伊藤 美咲
