第41回日本障害者歯科学会

第41回日本障害者歯科学会が12月13日~15日に沖縄で開催されました。当院からは次の2題を発表しました。

「『する?』と訊き続ける知的発達症児に対してどう応じているかの考察」

 できるだけ全身麻酔などを用いた歯科治療より、普通の人と同様に障がいの方々にも治療をしたいと考えている当院の方針に沿うものです。多くの方々に聞いていただけ、沖縄まで出掛けて良かったと思っています。 文責 村内

「一開業歯科医院での言語聴覚士による言語相談・訓練についての報告」

 病院や療育センターでの子どもの言語訓練はキャンセル待ちやクール制のため、発達に遅れのあるお子さんは途中で訓練が終わったり、訓練自体受けられなかったりという状況が続いています。しかし、開業歯科医院ではお口の運動発達が十分でないお子さんに対して言語訓練を行うことができます。当院での言語訓練の進め方やどんなお子さんが受診されているのか、何を希望されているのかを報告し、開業歯科医院での言語聴覚士の雇用をお願いしてきました。これからも、歯科で働く言語聴覚士が増え、発達に遅れのあるお子さんも十分に言語訓練が受けられるようになるよう、発信していきますね。

当院の言語聴覚士 濱野と伊藤は「こどものドヤ顔みたい会」という小児の言語聴覚士の会を立ち上げています。保護者の方やお子さんに関わっておられる方に向けてインスタグラムでお子さんの口の発達のために具体的な取り組みを紹介するインスタライブもしています。アーカイブを残しておりますので、良かったらご覧くださいね。

https://www.instagram.com/frog___st/

文責 伊藤恭子

国際障害者歯科学会に参加して

9/26〜27に韓国ソウルで開催された国際障害者歯科学会に参加し発表しました。発表内容は家で暮らしている障害を持つお子さんの訪問診療についてで、以前当院の斉藤先生が学会誌に報告した内容の最新版の報告です。韓国開催ということもありアジアからの参加者が多く感じましたが、保険で訪問診療ができる国は珍しく日本の福祉がいかに進んでいるかが分かりました。多くの発表を聞く中で印象的な言葉がありました。それはnot management but supportという言葉で、障害者歯科の支援は管理ではなくてサポートすることだ、ということです。以前は歯科が患者さんを管理するという意識が強かったようです。しかし現在では、管理ではなくサポートなので、歯科が苦手な方に対して安心して治療やメンテナンスを受けられるように歯科医療者はサポートするべきである、という考えに変わっています。当たり前かも知れませんが、障害者歯科の世界共通の認識を改めて知ることができました。 文責 松本

【ビッグニュース!】第7回 なにわ塾 開催決定!

令和6年4月に行われました第6回の講習会に引き続き「第7回 なにわ塾~行動変容法~」の開催が決定いたしました!

村内歯科医院 院長、副院長。そして!レジェンド森崎先生のコンビで行われる歯科関係者向けの講習会です。今回は令和7年2月23日(日)、2月24日(月・祝)の2日間になります。来年4月から「大阪・関西万博」が開催されるため例年より少し早めにします!

「どうしてチェアーに寝れるの!魔法にかかったみたい」「うちの子泣いてない!なんで!?」と親御さんに言ってもらえるにはいったい何をしているのでしょうか!?そのヒミツを先生方から伝授してもらいませんか??

一方歯科衛生士は初診の導入からトレーニング期間中患者の何を見てどう対応しているのでしょうか。患者一人一人に対して行っている、様々なアプローチ方法を聞けますよ。

詳しくはインスタグラムをみてくださいね(o^―^o)↓↓↓

https://www.instagram.com/na2wajyuku

嚥下フェス開催!

9月29日に当院のNPO法人「摂食嚥下問題を考える会」が主催する嚥下フェスがありました。皆さんの心が一つとなりつながっているんだー!と強く実感出来た一日でした。とっても楽しく皆が元気になれたフェスでした。次回皆さん是非お越しください。元気がもらえますよ! 文責 西村

嚥下フェスに参加させていただき、講演された皆様の行動力がとても勉強になりました。現在NPO法人の理事長を務める川端恵里さんの持つパワーが皆さんを一つにする力を改めて感じる事ができました。参加させていただいて良かったです。 文責 早竹