今年も東北ボランティアへ

10月17,18,19日に宮城県石巻市へ人形劇ボランティアに行かせて頂きました。

一日目は、「児童福祉サービスみらい」に行きました。全員で10人ほどの所でしたが、みんな、人形が出てきた時や歯ブラシマンが倒されそうになった時などにとても素直な反応をしてくれていて、劇をしている私たちも楽しく演じることができました。また、劇が終わった後にふれあいタイムがあり、みんなと話をする機会がありました。「去年も見たよ!」や「楽しかった!」、「歯ブラシマンかっこよかった!」など、実際に感想を聞くことができ、とてもよかったなと思いました。

そして、被災地の見学をすることもできました。実際に自分の目で見てみて、まだ当時のまま倒れた建物や不自然なくらい新しい建物ばかりの地域などがあり、改めて東日本大震災の被害の大きさが分かりました。ぜひ来年も参加したいです。

文責 圖子

二日目の午前は石巻市釜保育所に行きました。0~5歳の60名の子供達がおり、人形劇は皆で一緒になって歯ブラシマンを応援したり、他の人形達も可愛がってくれて良い反応や笑顔が見れて嬉しかったです。

人形劇終了後は歯磨き指導をしました。人前に立つことが苦手で、上手く伝えられなかった部分もあったと思いますが子供達は見よう見まねで一生懸命歯磨きをしてくれました。来年は、もっと成長して子供達の表情をみながらできるように頑張りたいです。なにより子供達の笑った顔がたくさんみれたので頑張ってよかったと思いました。

文責 篠田

 

二日目の午後は「ベビースマイルいしのまき」にて人形劇をさせていただきました。こちらは未就園児を対象とした施設のため、今まで回った施設の中でも小さいお子さんとお母さんが沢山いらっしゃいました。今まで行かせてもらった人形劇は保育所が多かったので、対象となるお子さんが1番小さいことと、またお母さんも見て下さってるという異なる環境の中での人形劇でしたが、こちらもお子さんに合わせてセリフを喋る速度やかける言葉をかえてみたり、どうしたら見てくれている子供達が楽しんでくれるだろうと考えながら演じるのはとてもやりがいがあり楽しかったです。

今回私は初めて石巻に訪れたのですが、7年前に被災されたことがもう分からないほど、当時ニュースや報道で見た町並みとは見違えるくらい整備されており、綺麗になっていました。また、この3日間訪れた保育園や施設では先生や子供達、みんなが笑顔で人形劇を楽しんでくれたことがとても印象的で、逆に私が元気をもらいました。少しでもこの活動が支援に繋がれば嬉しい限りです。

文責 森島

 

最終日はアリス保育園での公演でした。アリス保育園は今年で3回目の訪問です。私達が車で園に到着したと同時に、何人もの園児さんたちが、「人形劇のお姉さんたちだ!」と元気な声で迎えてくれました。最終公演ということもあり、私達も気合いが入る中で、83名もの園児さんたちの元気いっぱいの大きな歓声と共に、とても楽しくさせて頂きました。地声でのセリフがある私の声が届いていたのか、心配になるくらいです。終了後、「面白かった!また来てね!」の一言を頂き、凄く嬉しかったです。園児さんたちは東日本大震災を経験しておられませんが、今後も東北の子どもたちに少しでも元気と活気を与えてあげればと、思っています。

文責 伊藤