東北ボランティア

今年も11月13日~15日の3日間で、宮城県石巻市中心に人形劇のボランティアへ行かせて頂きました。私は初めての参加でした。1日目には人形劇上演の合間に震災伝承スペースつなぐ館、石巻市復興まちづくり情報交流館という施設に見学に行きました。実際に被災された語り部の方からのお話はとても貴重でした。その中で、住む所や街の復興が進んでも、そこで暮らす人が少ないことが問題だということがありました。それを聞くと、綺麗に整備された街並みが少し寂しく感じられましたが、語り部の方の朗らかさ、明るさに元気づけられました。

人形劇では、児童福祉サービスみらいさんに訪問しました。とても緊張しましたが、一緒に踊ってくれたり、劇の終わりに人形と触れ合っている姿を見て、楽しんでくれているように感じて嬉しかったです。

文責 村田

みらいさんから、素敵な作品を頂きました。

ありがとうございます!

2日目は昨年に引き続き今年もアリス保育園に訪問してきました。私達のことを覚えていて声をかけてくれる子供たちや先生もいて、皆さん元気な笑顔で迎えてくれました。今年も会えたことが本当に嬉しかったです。私達が人形劇の用意をしている時から子供たちはガラス戸越しに興味津々に覗いてきます。手を振るとはにかむ笑顔がなんとも可愛らしいです。劇が始まると皆、人形の動きにびっくりしたり笑ったりと元気にはしゃいでいました。

年に一度の東北ボランティアは今年で7回目になります。訪問当初はテレビで見た被災地の姿そのままであった街並みも、今ではきれいに整備されどんどん様変わりしています。子供たちの姿は、復興していく石巻の力強さを体現しているように感じました。そして子供たちにはこれからも元気でたくましく健康に大きくなってほしいと願っています。

文責 中村

アリス保育園さんからも、素敵な作品を頂きました。

ありがとうございます!

次に、子育て支援センターにじいろひろばさんに行かせて頂きました。今回初めて行く所で、ここは、0~3歳の小さいお子さんが多かったです。そのため劇の途中で踊るダンスも難しかったと思いますが、お母さんと一緒に手を動かしていたり踊ってくれたりしていて嬉しかったです。

私は今回2回目の東北ボランティアでした。昨年と比べると、緊張も少なく、落ち着いてすることができました。上演の間に震災復興センターにも行くことができ、当時のことだけでなく、現在の状況も聞かせて頂くことができました。仮設住宅がすべて無くなって住む環境は整ってきているそうですが、人口が減ってきていたり、心のケアが必要だったり、まだまだ様々な問題が残っていることが分かりました。少しでも元気づけられるように、これからも人形劇を続けていきたいなと思いました。

文責 圖子

2日目最後は、児童発達支援・放課後等ドリームハウスさんのところに行かせて頂きました。こちらは、ボランティアに行かせて頂いてから、初めて行う公演場所で、どんな子たちがいるのかなぁとワクワクしながら向かいました。少し広めのお部屋で職員さんに暖かく出迎えてくださりました。いざ、人形劇が始まると、お話の中で一つ一つに反応があり、こちらも楽しく人形劇をすることができました。終わってからは、人形たちと触れ合い、恐る恐る鬼の人形を触る子や、興味津々で人形に触れる子もいて、とても楽しい時間が過ごせました。

文責 深澤

最終日は、ベビースマイルいしのまきさんへ行きました。ここは0~3歳児の方がおられる子育て支援センターです。皆さんかわいくて癒されました。私は人形劇ではお姫様役で、口がぱくぱく動く人形です。口を動かし過ぎるとその人形が喋っているように見えないようで、はじめは表現の仕方が難しくそれがすごく記憶に残っています。

もう一つの私の今年の係は東北ボランティアの世話人でした。旅行の手配、レンタカー、訪問先との交渉など大変でしたが、皆さんに助けてもらいながら無事尼崎へ帰ってこれてほっとしました。

文責 香月

食☆よろず塾

9月28日(土)に、食☆よろず塾がありました。私は就職して初めての参加となりました。歯科医師、歯科衛生士にはじまり、管理栄養士の方、理学療法士の方などたくさんの職種の方がお話されました。私は普段、主に口に関わっているので、食べると聞くと口の中の動きばかり考えてしまうのですが、姿勢や首の角度、呼吸、食べ物の内容、食べる人の気持ちなど様々な角度で考える必要があるということが分かりました。まだ一年目で学ぶことが多く摂食嚥下に深く関われていませんが、今後、美味しく食べられないという患者さんに出会った時は、口だけではなくて様々な面から改善策を一緒に考えられるようになれたらいいなと思いました。

文責 村田

私は初回の講演会以来、2回目の受講でした。今回は「あなたと、あなたの隣の人も食支援の仲間」というテーマで、歯科医師・歯科衛生士・理学療法士・言語聴覚士・管理栄養士・介護福祉士が各職種の立場からお話して下さいました。普段私たちが普通に出来ている「食べる」という行為は、ただ歯があって噛めたら食べれるというものではなく、口の中の機能はもちろん食べ物の認知や姿勢、呼吸などたくさんのことが整っているからこそ美味しく楽しく食事ができているという事が再認識できました。今までは背中の丸まったお年寄りを見ても、「前見にくいだろうな」「どうやって寝てるのかな」としか思っていませんでしたが、実際に同じ姿勢をとってみると呼吸のしずらさや食べにくさがわかり、私も食べることに携わるプロとしてお口の事だけでなく、また何か違う声かけやアドバイスができるかも!と思いました。

後半のグループワークでは「あなたにとって“食べること”とは?」をテーマにディスカッションしました。あまり食に興味がない私にとって考えることがないテーマだったのですごく考え込みましたが、“食べる”ということの奥深さを感じるいい機会になりました。

文責 佐波

日本歯科衛生学会第14回学術大会

9月14日~16日に日本歯科衛生学会第14回学術大会が名古屋であり、私は今回「知的障害者に対する歯科予防処置は自院で可能なのか?―障害支援区分を利用して―」というタイトルで、口演発表をさせて頂きました。大勢の人の前で発表するのは初めての経験で、不安な気持ちでいっぱいでしたが、スタッフ全員に何度も聞いてもらい、練習を繰り返したおかげで、自信をもって当日を迎えることができました。「性格的に緊張とかあんまりしなさそうやなぁ」と、スタッフには声をかけてもらっていましたが、そんなことはなく、さすがに当日の朝食は喉が通りませんでした。

当院は普段から障がいのある方がたくさん来院されているので、障害支援区分というものは耳にしていましたが、普通は、なかなか耳にすることがない言葉だと思います。少しでもたくさんの歯科医院で、障がいのある方が安心して処置を受けることができたらいいなと思います。また、仕事は自分にとってどういうものなのか、考える機会にもなりました。 全国では色々な立場や環境で、歯科衛生士として働いている方がたくさんいらっしゃいます。自分はまだちっぽけですが、これからの長い人生、歯科衛生士として、様々なことをチャレンジしていきたいと思いました。

文責 伊藤

今年の4月から働き始めて、歯科衛生士としてはじめて歯科衛生学会に参加しました。大きなホールでの講演から、壁に発表内容をまとめたものを貼って見にきてくれた人と質疑応答をするポスター発表などさまざまな発表がありました。また、企業展示では最新の口腔ケアグッズをたくさん持ってきてくれており、とても面白く新鮮な2日間になりました。また全国から集まった歯科衛生士の方々の、少しでも何かを吸収して帰るぞという熱い気持ちを感じられ、私も頑張りたいと思いました。

文責 村田

摂食嚥下リハビリテーション学会

9月6日~9月7日に新潟で開催の摂食嚥下リハビリテーション学会へはじめて参加させて頂きました。これまで参加した学会は歯科関係の方が中心でしたが、今回は色々な職種の方が来られており、様々な視点からお話を聞けてとても面白かったです。今後こうして学んだことを今の仕事に活かせるように勉強し、頑張ろうと改めて感じました。

文責 香月

今回、食☆よろず塾の一員として、第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会に参加してきました。私は、主に食☆よろず塾と同じような活動をしている方々、「集え!地域の底力 食べるを支える会」のセッションのポスターを見たり、発表を聞かせて頂きました。受付の私は、初めての学会参加でわからないことも多く緊張しましたが、全国で同じような活動をしている方々の話が聞けて面白かったです。また、全国の方々に食☆よろず塾の活動を知ってもらうことが出来て良かったです。

よろず塾とは、2008年、地域住民に対し切れ目のない医療や介護の連携を図る目的で「園田地区連携会議そのだ会」を設立し、その活動の中で、2017年最期まで食べる楽しみを継続できる地域づくりを目指すため「食☆よろず塾」を発足しました。園田学園女子大学人間健康学部食物栄養学科と共催し、学生も授業の一環として参加しています。活動内容は摂食嚥下講習会(年1回)、調理実習(年2回)を行っています。村内歯科は全面的に応援をしており、塾長も村内院長がしています。摂食嚥下講習会は基礎的知識の講義、食事介助演習、グループワークによるディスカッションで構成しており、過去2回で150名の方が参加されました。調理実習は各回20名定員で、全員参加型の実習形式で行っています。総菜やコンビニ弁当を介護食に工夫する調理、ユニバーサルデザインフード食事形態区分4種類を調理し、たまにはプロの板前調理師による実演も行いました。

文責 髙橋

富士登山

7/23(火)~7/24(水)診療室内の、有志11名で富士山登山をしてきました。ルートは富士宮口五合目からプリンスルートを経て御殿場ルートに入り赤岩荘(八合目)で泊まりました。翌早朝2時過ぎより頂上を目指し無事頂上でご来光を迎えることができました。下山ルートは御殿場ルートで大砂走りを通り、11時には五合目に下山しました。事前に六甲山でトレーニングを行っていたこともあり、頂上までいけたのは8名で他の3名は体調や高山病のため六合目や八合目が頂上の人もいましたが全員それぞれが納得の登山だったと思います。私は40年振りの登山で不安もありましたが、皆と楽しく過ごせて幸せな日々を過ごせました。

以下は参加者全員のコメントです。

文責 村内

今回私は、二度目の登頂でした。初心者ではないので、みんなをリードする立場だったので不安いっぱいでしたが、みんな無事に下山出来てよかったです。八合目での山小屋ではほとんど寝れず2時半に先発組6人で富士山頂へ出発。先頭でみんなをリードする予定が、途中で道をずれてしまいロープに捕まってよじ登り滑り落ちる、、、、というハプニングもありましたが、6人無事に登頂、山頂でご来光も見ることが出来、本当に嬉しかったです。

文責 齋藤

私は、小学生以来2度目の富士登山でした。山小屋に泊まるのは、初めてで慣れないせいかあまり眠ることが出来ませんでした。6合目辺りからは、頭痛もありましたが無事に登頂することが出来、山頂からご来光を見ることが出来ました。その景色はとても神秘的で、日常では味わうことが出来ない経験でした。雲より高い富士山。雲の中に立ち、雲より上にいる経験は面白かったです。今回、このような貴重な経験が出来とても良かったです。

文責 髙橋

また新しい世界をみることができました。以前の私には「山に登る」ましてや「富士山に登る」などは考えもしないことでした。体力がない、しんどいのはイヤ、汗をかきたくない、日焼けしたくないといった理由から一生することのないことだと思っていました。 しかし、この数年の間に私の考えは少しずつ変わってきたと思います。それは、「新しい世界をみてみたい」という気持ちがムクムクと湧くようになったことです。私は怖がりです。臆病になって前へ進めなくなることもよくあります。そんな私ですが最近は直感を信じて「面白そう」「楽しそう」と感じたらやってみようと思うようになりました。今までやらなかったことにエイッと飛び込むと、今まで見たことのない世界が広がります。富士登山はすごくしんどかったです。高山病になり頂上は断念することになりました。残念な気持ちがある一方で、私を登らせるために手助けしてくれた皆の気持ちに感謝したり、普段は見ることのない澄んだ星空に感動したり、偶然出会った登山愛好者の話を聞いたりたくさんの経験をすることができました。

文責 中村

私は2回目の富士登山でした。前回は、吉田口から登ったので、今回のルートからの登頂は、初めてで、楽しみと緊張と色んな感情でいっぱいでした。気温は涼しく登りやすかったのですが、霧がかっていて、目的の山小屋などが、見えず不安にもなりました。そんな中、みんなで助け合い8合目の山小屋にたどり着いた時は、本当に嬉しかったです。山小屋で出会った、登山家に高山病にならない呼吸法を聞いて、それを実践してみると、本当にしんどくなく頂上まで登れました。呼吸法一つでこんなにも変わるのかと思い、感動しました。一緒にしんどいことを乗り越えた診療室のメンバーと見たご来光は、格別でした。とっても楽しかったですが、もう一度登りたいとは、今のところ思っていません。

文責 深澤

私は車で行ける5合目に着いたときから、緊張と不安のなかで登り始めました。やはり日本一高い山は違ったのです。登り始めても、練習会の時のように足が前に進みません。高山病で呼吸もしにくくなり、眠気や吐き気が襲ってきました。山小屋の8合目に到着したときは、もうここがゴールにしよう、と思っていたくらいのしんどさでした。みんなが美味しそうに食べていたカレーも食べられないくらいのしんどさで仮眠をし、みんなが山頂に向けての出発を始めた頃に、考えた結果、登れる所まで登ってみようと思い、院長と出発しました。その足は本当にゆっくりでしたが、少しずつ、進んでいることは確かでした。ここまでくると自分との戦いです。根性で辿り着いた山頂までの道のりは本当に、本当に、長かったですが、ご来光もみることができ、素晴らしい眺めでした。このような機会を与えて下さった院長には本当に感謝です。自分にも自信がつきましたが、もう二度と登りたくはありません!
文責 伊藤

私は山登りが得意ではないので、はじめ登る前は高山病の心配でいっぱいでしたが、日本一の山の頂上からの景色をすごく楽しみにしていました。結果登りきることができ景色も別世界にきたかの様に綺麗で、あの眺めをみれてすごく嬉しいです。もう一度富士山に登って、おはちめぐりとコーンポタージュを飲みたいなと思っています。

文責 香月

今まで富士山へ登山しに行く方をニュースで見かけるたびに、よくしんどいのに登りに行くなぁ、富士山の何が良いのかなぁと思っていましたが、まさか自分が富士山へ登る機会に巡り合うなんて思ってもみませんでした。去年の10月からスタートした六甲山の登山練習に参加するも登山経験が全くない私は最後まで富士山に登頂出来る自信が正直ないまま本番をむかえました。実際登ってみると、今まで練習で登ってきた山とは違い木がなく、霧で覆われ先の見えない道を進んでいくというスリル感、山頂へ近付くにつれ酸素が薄くなるのを体感するなど今までにない貴重な経験ができました。また、真夜中には都会では見ることが難しい満天の星空や無事に山頂で見ることが出来たご来光はとても綺麗で感動しました。道中はしんどいことが沢山ありましたが、今回の体験は人生の中でとても忘れがたいものになりました。                         

文責 森島

私は初めての富士山でした。元々、登山の楽しさが分からず不安でいっぱいでしたが いざ登るとなると登り切りたい!と思うようになりました。ですが五合目から頭痛が始まり八合目に着くころには頭がかち割れそうな頭痛、吐き気やめまいで意識が飛びそうになり とても辛い高山病になってしまいました。体力は余っているのに なかなか前に進めず八合目で断念することになり悔しかったです。今は無事に帰って来れたことが嬉しくすっきりしています。私がしんどい時みなさんもしんどいはずなのに、荷物を持ってくれたり手を繋いでくれたり、側にいてくれたりと沢山の優しさにも触れ感謝でいっぱいです。今回は大きな経験となりましたが、正直今はもう二度と登りたくないという思いと富士山はやはり遠くから眺めるのが一番だと感じています。

文責 篠田

人生で初めて富士山に登ってきました。私は、無事頂上まで登ることが出来ました。事前に六甲山で登山の練習をしていましたが、富士山は六甲山と違って標高が高く、呼吸をするのがとてもしんどかったです。また、2日続けて登山をすることも初めてだったので、体力的にも大変でした。でも、山小屋でみんなで食べたカレーはとてもおいしく、おかわりもして2杯も食べてしまいました。また、夜中に見た空一面の星や頂上でみた御来光はとても綺麗で、人生で一度は登る価値があるなと思いました。良い経験になりました。

文責  圖子

体調面での心配があったため5号目から6号目までをゆっくり散策して降りることが私の富士山登山でした。富士山の土はサンゴのような軽石で赤や黒がありふむたびにキュッキュッという感触がありました。空気は細かいミスト状で水を含んでおり、常に心地よい湿気がありました。一口に山と言っても練習していた六甲山とは道も空気も天気も違い、私にとって新しい発見になりました。上の方に登るほどまた違った発見や感想があると思います。今後もう少し上に登る機会があるかもしれませんが、自分と富士山がはじめて出会った気づいたこと、思ったことを大切にしたいと思いました。 

文責 村田